オフィスデザインコラム

オフィスリニューアルは小規模でも大きな効果が期待できます

小規模オフィスのリニューアル

オフィスリニューアルを検討する企業が抱える課題

オフィスの移転やリニューアルを考えているものの、「コストが高い」「業務が中断される」「効果が見えにくい」といった理由で躊躇している企業様も多いのではないでしょうか。
特に、大規模な改装を行うとなると、施工費用や新しい設備の購入費など多額のコストが発生します。また工事期間中は、オフィスの稼働が制限される可能性があり業務効率が低下する懸念もあります。リニューアルによる効果が明確でないと、経営判断が難しくなり、決断が先送りされてしまうケースも少なくありません。

しかし、オフィスの一部スペースだけをリニューアルする小規模なオフィスリニューアルでも、生産性向上や社員満足度向上といった大きな効果が期待できます。

おすすめの小規模オフィスリニューアル施策

1.休憩スペースの設置

共有スペース_カウンター

適度な休憩は、社員の集中力や生産性向上のカギです。オフィスの一部を利用して、カフェ風のリラックススペースやソファエリアを設けることで、社員のモチベーション向上やストレス軽減が期待できます。

<設置の効果>

・ストレス軽減と集中力の持続
短い休憩を挟むことで疲労回復を促進します。これにより業務の効率が向上し、長時間の作業も集中して取り組むことが出来ます。

・コミュニケーションの活性化
リラックスした空間では自然と会話が増え、社員間の連携が強化されます。これにより情報共有やチームワークが向上します。

・社員満足度の向上
快適な環境は働きやすさを向上させ、職場への愛着を高めます。結果として、離職率の低下や社員の定着率向上が期待できます。

<導入例>

コーヒーメーカーとリフレッシュエリア
フリーアドレスデスク

・コーヒーメーカーを設置し、気軽に集まれるスペースを用意

・フリーアドレスエリアを併設し、業務に応じて席を選べる環境を整備

2.ミーティングブースの設置

ミーティングスペース、個室ブース

オフィスの一角を利用して、ミーティングブースを設置することで、社員が集中して作業できる環境と円滑なコミュニケーションを促進する仕組みを作ります。これにより社員の生産性向上やチームワークの強化が期待できます。

<設置の効果>

・プライバシーの確保と集中力の向上
外部の視線や音を遮断する設計のミーティングブースは、プライバシーを重視した空間を提供します。このような環境は、機密性の高い会話や、深い集中が求められる作業に最適です。また、周囲の雑音を防ぐことで、業務に集中しやすくなります。

・コミュニケーションの活性化
簡易なミーティングや1on1面談に適したミーティングブースを設置することで、社員同士の迅速な意思疎通を促進します。またオンライン会議専用ブースを用意することで、周囲の雑音を気にせず外部とのやり取りもスムーズに行えます。

<導入例>

吸音パーティションPT21
業務内容に合わせて働く個室ブース

・電話やオンライン会議で使用する個別ブースを設置する

・吸音素材を使用したパーティション付きのブースを設置し、会話に集中できる環境を作る

3.観葉植物の導入

リフレッシュスペース、観葉植物

オフィスに観葉植物を取り入れることで、視覚的な癒しと同時に空気の浄化や温度調整といった効果を得られます。

<導入の効果>

・リラックス効果
緑のある空間が心を落ち着け、作業効率を高めます。視覚的なリフレッシュが、ストレス軽減につながります。

・空気環境の改善
観葉植物は有害物質を吸収し、清潔な空気を供給します。これにより、健康的な職場環境が維持されます。

・景観の向上
デザイン性の高い植物を配置することで、オフィス全体の印象が良くなり来訪者への印象も向上します。

<おすすめの観葉植物>

パキラのイメージ

・パキラ

乾燥や日陰に強く、スタイリッシュな見た目がオフィスのアクセントに最適です。

サンスベリアのイメージ

・サンスベリア

空気清浄効果が高く、オフィスの空気をクリーンに保ちます。

ストレリチアのイメージ

・ストレリチア

丸みのある大きな葉が特徴で、リラックス効果をもたらします。高さがあるため、広い空間に最適です

イミテーショングリーンのイメージ

・イミテーショングリーン

生きた植物の導入が難しい場合は、イミテーショングリーンも有効な選択肢です。イミテーショングリーンであれば水やりや日当たりなどのメンテナンスが不要で枯れる必要もありません。


4.収納スペースの設置

収納スペースを生かしたスペース

散らかったオフィスは、視覚的なストレスを生み出し業務効率を低下させる原因になります。整理整頓された収納スペースを設けることで、快適な職場環境を実現します。

<設置の効果>

・視覚的ストレスの軽減
オフィス内のものが整然としていると、社員は心理的な負担を軽減でき集中力を保ちやすくなります。

・業務効率の向上
必要な書類や道具がすぐに見つかる環境は、業務スピードの向上につながります。無駄な探し物の時間を削減し、生産性を高めます。

・スペースの有効活用
省スペース設計の収納家具や壁面収納を活用することで、限られたオフィススペースを最大限に活かすことが可能です。

<導入例>

マグネットボード
移動式ワゴン

・壁掛け式の収納やマグネットボードでデスク上を整頓

・移動式ワゴンを導入し、必要な時に使える柔軟な収納を実現

まとめ

オフィスリニューアルは、必ずしも大規模な投資や全面的な改装を伴う必要はありません。限られた予算やスペースでも、一部の設備やエリアを工夫するだけで、企業全体の生産性向上や社員満足度の向上につなげることが可能です。小さな変化が大きな成果を生むきっかけとなるため、まずは実現しやすい施策から取り組んでみましょう。快適で機能的なオフィス環境が、社員の働きやすさや会社の成長を支える土台となります。

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